JAM音楽教室

  • 2019/08/29
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ピアノが上手になるレッスン方法①指使いの基本を解説

ピアノの指使いに悩んでいる初心者の方は多いのではないでしょうか。

指番号だけを見てもその通りに弾くのは難しく感じるものです。

指使いの間違いでパニックにならないように、習い始めのうちに正しい指使いを覚えると、その後ピアノを弾いていく上でとても楽になります。そして指使いを守ると弾ける範囲も広がりピアノがどんどん楽しくなりますよ。

今回は指使いがイマイチよく分からないという方におすすめの練習法を紹介します。

なぜピアノの指使いが大切なの?


どうして指使いを守らなければいけないのか、何の指で弾いても良いのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。

指使いが大切な理由は主に以下の4つになります。

・音が滑らかに聞こえるようになる
・手が小さくても正しい指で弾くと途切れず弾ける
・指や腕に余計な負担がかからない
・指使いに慣れたら難しい曲もスラスラ譜読みが出来るようになる

このように指使いを覚えるとメリットが沢山あります。楽譜を読むことに慣れると直接弾かなくても曲のイメージが付きやすくなりますね。これから次のステップに進んでいくにつれて、指使いはピアノ初心者が1番に覚える大切なことです。

ピアノレッスンの基本!指番号とは?

初めに右手と左手の指番号を確認します。指番号は下の図のようになっています。

右手、左手共に親指から小指にかけて12345と番号が振られています。

楽譜にも音符に番号が書いてあると思いますが、その番号で弾くとスムーズに弾けるという指示なので慣れるまでは守って弾いてみてください。

1が親指で、2が人差し指…という風に頭で変換するのが大変ですよね。段々と番号で覚えられるようになるので安心してください。

練習曲集で指使いを鍛えよう

指使いを覚えるときに役立つ教本を紹介します。

「無理のない指のトレーニングのために大人からはじめるハノンピアノ教本」

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指使いの1番の練習になる教本といえばハノンです。

このハノンは大人になってからピアノを始めたという方に向けた内容となっています。手や指の力の入れ具合など大人にとって為になるようなポイントが一曲一曲に付いています。

ハノンは単調に感じやすいですが、この教本では厳選された曲を収録してあるので効率よく練習したい方におすすめです。

指くぐりや指広げ、指越しといった指使いの基本が身に付けられます。変則的な指使いも出てくるので、このハノンを一通りこなすとかなり指使いに慣れると思います。

「はじめから1人で学べる 大人のためのピアノレッスン」

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この教本は大人のための自主練習におすすめの曲集です。

DVD付きなので、映像を見ながらお手本となる指使いや手の使い方が分かりやすく理解できます。収録曲も易しく初心者向けとなっているので取り掛かりやすいですね。

「全音符ゆび番号付きピアノ やさしく弾けるスタジオジブリのうた」

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こちらは単調な内容の教本に飽きてしまったという方におすすめです。

ジブリの馴染みがある曲なので楽しみながら学ぶことができます。もちろん内容も簡単で、さらに全ての音に指番号がついているので、初心者でも楽しみながら確実に指使いを覚えられます。

簡単な曲で指使いの練習をしてみよう

始めは簡単で短い曲のフレーズを切らずに弾けるように練習してみましょう。

今回はヤマハ音楽教室のCMでも有名な曲を練習曲とします。この曲はフンパーティンクが作曲したオペラ「ヘンゼルとグレーテル」の第2幕で使用されたアリア「こびとがひとり森の中で」をアレンジしたものです。

まずは右手のメロディから

まずは右手のフレーズから練習をしてみましょう。「こびとがひとり森の中で」の右手のメロディは以下のようになっています。

ドレミファソラファ ミレド
ソファミソファミレ ソファミソファミレ
ドレミファソラファ ミレド

右手の指使いのポイントは以下の2つです。

・「指くぐり」「指越し」を覚えてメロディを途切れずに弾く
・薬指と小指(4番と5番の指)をもつれずに弾く

単純なメロディですが指使いの基本的な要素が入っているので指の練習にぴったりな曲です。

では右手の親指を鍵盤のドの位置に置いてください。

赤い丸の所がドです。
右手のメロディの始めは「ドレミファソラファミレド」となっています。

このメロディに指番号を付けると以下のようになります。

この指番号の通りに弾いてみると音が途切れず滑らかに弾くことができます。

ミからファに行く時に中指(3)から親指(1)になりますね。指使いの呼び方は決まりが無いのですが、このときの指使いを「指くぐり」と呼んでいきます。

ミを中指(3)で弾いているときに親指を内側にくぐらせ、ファの音に移動します。親指がファの音に移動したと同時に、人差し指がソの位置になるようにスムーズに指を移動させます。

「指くぐり」後はこのような指の位置になるはずです。

その後ファからミに行く時に親指(1)から中指(3)になります。この指使いを「指越し」と呼びます。

ファを親指(1)で弾きながら中指(3)をミの位置に移動します。中指が親指の上を超えていくようなイメージですね。そしてフレーズの最後「ミ、レ、ド」を「3,2,1」の指番号で弾きます。

ここでは「指くぐり」と「指越し」が出てきましたが、主に右手では「指くぐり」は音が上がっていくとき、「指越し」は音が下がっていくときの指使いと覚えてください。

次のメロディは「ソファミソファミレ」となっています。

このメロディに指番号を付けると以下のようになります。

前のフレーズでドの音が親指(1)で終わっているので、そのままドレミファソの鍵盤の上に12345と指が並ぶように置いてください。

そして上記の指番号の通りに「ソファミソファミレ」を弾きます。

力が弱い指を使うので音が濁らないように弾くことがポイントです。薬指と小指(4と5の指)は特に指がもつれてしまう方が多いので、はっきりと弾く事を意識して練習してみてください。

「ソファミソファミレ」を2回弾いて、初めの「ドレミファソラファミレド」を弾いたら1曲終わりとなります。

始めはゆっくりから指番号を確認して、「指くぐり」「指越え」の基本を覚えてみてください。そして段々と速く強弱をつけて弾いてみるというのが上達へのコツです。

次は左手の伴奏も合わせて

左手のメロディは特に決められていないので、少しだけ指使いの要素を入れた簡単な伴奏を付けました。右手のメロディに合わせて弾いてみてください。

左手の指使いのポイントは以下の2つです。

・指の幅を広げて何音か先の音を弾く「指広げ」を覚える
・指番号を守って正しく弾いてみる

まず左手は右手のメロディ「ドレミファソラファ」までお休みです。右手「ミ、レ、ド」の時に一緒に左手を「ソ、ソ、ド」と弾きます。

左手「ソ、ソ、ド」とはどこの音?というと…、左手を置く鍵盤の位置は、右手のドの1オクターブ下のドを基準に考えます。


右手ド(赤い丸)の1オクターブ下のド(青い丸)から更にシラソと下がります。この下がったソの音(青い印)の位置に5の指を置きます。そうしたらソラシドレの鍵盤の上に54321と指を乗せます。

ここで「ソ、ソ、ド」(5,5,2)という指番号で弾きます。

どうでしょうか。右手と一緒に弾くと伴奏のように弾けたのではと思います。いきなり両手は難しいという方は片手でゆっくり弾けるように取り組んでみてください。

次の左手のメロディは「指広げ」という指使いをします。右手のメロディが「ソファミソファミレ ソファミソファミレ」と弾く箇所です。

ここでは左手を「ミレドミレドシ ミレドミレドシ」と弾いてみます。複雑なように見えますが音の動きは右手と同じなのでやってみると簡単にできます。

左手はソラシドレの鍵盤の上に位置していると思いますが、ここでレに置いてある親指(1)を少し広げてミまで伸ばします。この指使いを「指広げ」といいます。

そうしたら「ミレドミレドシ」を下記の指番号で弾きます。

左手は自由に動かしづらいですが、ゆっくりで大丈夫なのでこの指番号で弾いてみてください。スラスラと弾けるようになったらバッチリです!

最後は始めと同じです。右手のメロディ「ドレミファソーラファ」までお休みで、「ミ、レ、ド」の時に左手「ソ、ソ、ド」を一緒に弾きます。「ソ、ソ、ド」を弾くときに再度指広げをします。

始めと同じように小指(5)がソの音に位置するように少し伸ばします。「ソ、ソ、ド」を「5,5,2」の指使いで弾けるように練習をしてみてください。

「こびとがひとり森の中で」のメロディには指使いは基本的な要素が沢山入っているのでとてもおすすめの曲となっています。メロディの中で自然と指使いを覚えていくと身に付けやすいのでぜひ試してみましょう。

ピアノレッスンまとめ

初心者が一番初めにつまずくのは指使いのところです。ですが、基本の練習ができれば大丈夫です。

指くぐりや指広げといった様々な指使いの種類を覚えていって、スムーズに曲が弾けるように練習をしてみてください。

始めのうちは沢山覚えることがあって大変かもしれませんが、コツコツと練習を続けていけば必ず出来るようになります。前まで難しかった曲が簡単に感じるようになるとピアノがもっと楽しくなりますよ!

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