独学でアコギが上手くなる練習方法①練習を始める前の準備

独学でアコギが上手くなる練習方法①練習を始める前の準備

みなさん、アコギを弾く前にしなければいけないことは知っていますか?

楽器と自分の体ひとつあれば楽しめるのがアコースティックギターの大きな魅力ですが、やみくもに触るだけでは上達まで遠回りになってしまいます。

すぐにでも弾きたい気持ちを抑え、演奏前の準備をしっかりと行いましょう。

準備の前に!アコギの各パーツの名前を覚えよう

初心者さんはまずギターのそれぞれのパーツの名前を覚えておくと良いでしょう。

練習していくうちにわかってくるものですが、基礎知識が分かっていると理解の早さが変わってくるので先に少し知識を入れておくことをおすすめします。

ヘッド

ギターを縦に置いたとき、一番上になる部分がヘッドです。

ヘッドには色々な形がありますが、アコースティックギターの場合は長方形か台形で左右両側に3つずつペグがついているものが主流です。

大抵のヘッドにはメーカー名の刻印があるので、つい目が行く場所でもありますね。

弦(ストリングス)

金属、またはナイロンでできた糸です。太いものほど低く、細いものほど高い音が出ます。

ギターにはこれらの弦を固定し、張り具合を調節する機構が備わっています。

時間経過により劣化するため、定期的な交換が必要です。

ペグ

ヘッドに内蔵されている弦の巻き取り部と、それを回転させるツマミの部分をペグと言います。

ツマミを回転させることで弦のテンション(張り)を調節し、音程を合わせます。

ネック

ヘッドとボディを連結する棒状の部分がネックです。

指板(フィンガーボード)

ネックの前面に張られた木の板で、指に直接触れる部分です。

フレット

指板に差し込まれる金属の棒で区切られた、音程の単位を示す区間です。

1フレットごとに弦の出す音は半音高く(例:ド⇒ド#)なります。

3、5、7、12フレットといった音程の目安になるフレットには指板上にポジションマークが打たれていることが多いですね。

ボディ

ギターを縦に置いたとき下にくる、厚みのある部分がボディです。

形は様々ですがアコースティックギターではひょうたん型が主流で、中身は空洞です。空洞のボディに音が反響することで豊かな音が鳴っています。

サウンドホール

ボディの中央上側、弦の下に空いている穴のことです。

ボディに反響した音を拡散する役割があります。

アコースティックギターの音をマイクで拾うときは、このサウンドホールにマイクを向けます。

ピックガード

ボディの前面に取り付けられるプラスチック製の板です。

演奏中、ピックによって本体が傷つけられるのを防ぐ役割があります。その性質上サウンドホール周辺に取り付けられる形状のものがほとんどです。

付けるか外すかは好みで決めて大丈夫です。

ブリッジ

ボディの中央近くにあって、6本の弦を支えている部分です。

それぞれの弦の先端には小さな輪(ボールエンド)がついており、これをブリッジの裏側に引っ掛けることが出来るようになっています。また、引っ掛けた先端部を保護するためのピンや弦の方向を定めるためのブリッジサドルもブリッジに含まれます。

ギターの状態をチェック

まずはギターを触ってみていつもと違うところやおかしなところがないか確認しましょう。

これは毎回最初にチェックするようにしましょう。

弦がサビていたり、パーツに破損がある状態で演奏すると、指運びや鳴り具合に影響が出ます。異常があったら早期に対処するのがベストです。

これだけはマスター!チューニング

ギタリストの必須項目であるチューニング。演奏前にチューニングしないギタリストは存在しません。

チューニングの目的は一言で言うと「正しい音程で演奏すること」です。

ギターは太さの異なる弦をブリッジ(下の端)で固定し、片方をペグで巻き取って張り(テンション)を調節することで音程を合わせています。強く張れば弦を弾いた時の音は高くなり、緩めれば低くなります。

このように音の高低の調整は完全にアナログな作業ですので、自分の感覚だけでは音楽的に「正しい」音に合わせることは至難の業です。

そこで必要になるのが「チューナー」。

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指定した弦の音が基準音に一致しているかどうかを教えてくれる、全ギタリスト必携のアイテムです。これがないと音がズレてしまうことになりかねません。

アコースティックギターの場合、マイクが内蔵しているものを使用しましょう。

以下でチューナーを用いたチューニングの大まかな手順を紹介します。

①音程を合わせたい弦をチューナー側で指定する(1Eや2A・・・など。数字が弦の番号)

画像では、チューナーをマニュアルで6弦(E)にあわせ、音の拾える場所においています。

②その弦の開放音(どこも押さえない状態の音)を鳴らす。

画像では、6弦を開放で弾いています。チューナーの針とランプが反応していますね。

③チューナー上のメーターが基準音に対して高いか低いかを示すので、ペグを締める/緩めることでその誤差がなくなるまで調整する。

画像1枚目では針がピッタリより行き過ぎています。

なので、6弦が巻いてあるペグを緩めて音を下げていきます。

④1~6弦まで全ての弦に対して同一の手順を行う。

指で弾くか、ピックで弾くか

チューニングは全ギタリストにとって大基本となる部分ですが、ピッキング、つまり「どうやって弦をはじくか?」は好みと個性の部分になります。

まずはどんなスタイルがあるのかを知っておいて、自分の好みに合ったものを使い分けていくのが良いでしょう。

①ピック弾き
ピックで弦をはじきます。と、一言で書くのは簡単ですがピック弾きにもいろいろなスタイルがあります。

まずは楽器屋のピック売り場に行ってみると良いでしょう。そこには多種多様なピックがあることが分かるはずです。

代表的なものでもオニギリ型、ティアドロップ型、ジャズ型、材質もセルロイドにナイロン、アクリル、硬さも厚さも色とりどり。

さらにはこのピックを深く持つか浅く持つかといったことでも音に違いが出てきます。

ですが一般的には、アコースティックギターでピック弾きをするのは弾き語りなど、コードストロークでキレと音量のある伴奏をしたい場合が多いです。

とりあえず色や形、持ち心地などで2~3種類ほど買ってみて、弾きやすいと思ったものを使えばOKです。その後同じものを何枚か用意するようにすればいいでしょう。

②指弾き

自分の指で弦をはじきますが、これも色々な方法があります。例えばコードを「ジャン!」と鳴らすときでも

・親指の腹で弾く
・人差し指と親指の先端を合わせて弾く
・中指の爪で弾く
・拳をパーに開く勢いで弾く(指は当たるに任せる)

などなど、どれも違う音色になることが分かると思います。一般的にはピックに比べて当たりが柔らかく、抑揚をつけやすいと言えるでしょう。

ピックがなくても弾けるのは利点といえるかも知れませんが、手指や爪のコンディションに左右されるという面もあります。前段のとおり、爪割れやケガがないか演奏前に確認しておきましょう。

アコギ演奏時の騒音対策

アコギは気軽に弾ける楽器ですが、いつでもどこででも弾けるわけではありません。

弾く前の心構えとしていちばん重要なのが、大きな音を出すということについて周囲への配慮です。

騒音トラブルを避けるための具体的な対策を紹介します。

アコースティックギターの場合はミュート(弱音器)やサウンドホールカバーを使って音量を弱めるという方法があります。ミュートはボディと弦の間に挟んで弦の振動を吸収する道具です。

ギター本来の豊かな響きは得られなくなりますが、音程は分かるので練習には問題ありません。

また、お金がかかってもいいという場合は

・スタジオを借りる(大体1時間2000円前後が相場)
・防音ブースを設置する

などの方法が考えられます。

アコギレッスンまとめ

準備が大事というのはどんなことにも言えますが、ギターを弾くときも同じです。

最初の準備名称を覚える作業、チューニングなどは面白くないかもしれませんが、長くギターと付き合うとなると大事な作業になります。

ギター習得のはじめの一歩として、準備をしてから練習を始めましょう!


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