• 2019/12/24
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島村楽器のスタッフが選んだ、初心者が持つべき本当に良いアコースティックギター7選【動画あり】

ギター初心者のみなさん、ギターはもう買いましたか?

家族や教室のギターを借りている人も、これからギターを始めたいと考えている人も、どうせなら自分の相棒となるギターがほしいですよね。

そこで今回は、楽器店といえばこちら!島村楽器錦糸町パルコ店さんに来ました!

「JAM音楽教室ブログ担当のサティが初心者向けのギターを教えてもらいます!よろしくお願いいたします!」

紹介してくれるのは島村楽器錦糸町パルコ店アコースティックギター担当・石塚さんです。

石塚さんは2016年入社のアコースティックギター販売のプロ。コブクロが好きで音楽を始めたそうです。最初に買ったギターは名もない1万円くらいのギターだったそうですが、現在の愛用楽器はGibsonのHummingBirdとのこと。(HummingBirdはローリング・ストーンズのキース・リチャーズが愛用していることで有名ですね。)

「ギターは誰でもできる楽器だと思います!やらなきゃ、練習しなきゃ、という気持ちではなかなか上達しないので、楽しみながら1日10分だけでも練習すればあっという間に上達します!楽しむ気持ちを忘れずに!」

ギターによって音の違いはある?

まずは動画をご覧ください。

動画内のギターはすべて今回紹介する初心者におすすめのギターです。初心者におすすめと一口に言っても、それぞれのギターで音が違うことがわかったのではないでしょうか。

それでは以下で詳しく解説してもらいます!

プロ直伝!初心者がギターを選ぶ基準は?

「こうして見ると値段の幅が広いですね。」

「そうですね。島村楽器錦糸町パルコ店で取り扱っている中で一番安いギターは2万円ほど、一番高いものだと100万円を超えます。価格帯によってギターのクオリティーは変わりますが、安いギターにもメリットがあって、気軽に始められるという良さがあります。」

「そして高いギターと比較するとそこまで気を遣わずに練習できるというのもメリットですね。」

「値段が変わると何が変わってくるんですか?」

「値段が上がると木の種類やパーツの作りなど、ディテールのクオリティーが上がっていきます。そうすると、弾きやすさや音の良さに繋がり、上達が早くなるんです。同じ時間同じ練習をしたとしても、高い楽器の方が上手になるのが早いという点はすべての楽器において覚えておくと良いと思います。」

「それは値段の分の価値がありますね。」

「ギターって、2年も経ってないものは人間でいうと赤ちゃんの状態なんです。そこから弾いていくうちに、木に残っている水分ややにが振動でどんどん飛んでいって乾いたサウンドになっていきます。なので、良いアコギは弾けば弾くほど音が良くなっていくということも覚えておくと良いかと思います。」

「また、安いギターは、合板というのですが、木の板を2枚貼り付けて作っているものがほとんどです。その分すごく頑丈なんですが、木の板の中に接着剤などが付いているので、どうしても音の響きに影響が出るのがデメリットになります。10万円あたりを超えるギターになると、単板というのですが、1枚の板で作られています。合板と比較するとやはり音の鳴りが違いますね。」

「初心者がアコギを選ぶときに注目したら良いポイントはありますか?」

「僕の中では見た目だと思っています。もちろん弾きやすさとか音とかもある程度は大事なんですが、例えば、弦もいろいろな種類が出ているので、そういうのを変えていくと音というのは今後ある程度調整ができるんです。ですが、色や形はあとから変えることはできないので、パッと見て気に入ったものを選ぶと良いんじゃないかなと思います。」

プロも認める初心者におすすめのギター7選

選ぶポイントや値段によっての差を教えてもらったところで、実際に石塚さんのおすすめのギターを紹介してもらいます!

値段順におすすめのギターを7本用意してもらいました。最初の弾き比べ動画と一緒に参考にしてください!

おすすめギター①続けられるか不安な人はここから「Falcone FSG-1F」

※動画で使用しているものは「Falcone FSG-1FC」ですが、音色は同じものです。

「Falconeという初心者用のメーカーのFSG-1Fです。お値段は約2万円。とにかく価格が安いので始めやすく、初心者も手に取りやすいのが特徴です。」

「どうしても安価なギターはチューニングが狂いやすかったり、使ってる木も値段相応になるので響きや弾きやすさが良いものと比べると落ちてしまいます。そのため、ギターを始めようか迷っている人が最初に持つのが良いのではないかと僕は思っています。」

おすすめギター②島村楽器オリジナルブランドによる、使いやすさを追求した初心者モデル「James J-300A」

「こちらはJamesという島村楽器のオリジナルブランドのJ-300Aです。値段が大体37,000円。Jamesというブランドは価格帯に幅があり、37,000円ぐらいから、上は10万円ほどになります。このギターはエントリーモデルで、価格帯的にも初心者向けのものになっています。」

「先ほど紹介したFalconeよりもちょっと高いんですが、安価なギターのデメリットであるチューニングの合わせづらさや弦の押さえづらさをひとつずつ解消してきたギターなんです。例えばチューニングがなかなかずれなかったり、あえてネックの裏をサラサラの生地にして滑りやすくしたり、押さえたときに軽いタッチでちゃんと音が出たり、そういった工夫が施されているギターになっています。」

おすすめギター③パワフルな低音がかっこいい、初心者用ドレッドノート「James J-300D」

「このギターもJamesのもので、先ほど紹介したJ-300Aと同じシリーズのJ-300Dです。価格はこちらも37,000円で、使っている木なども全く同じですが、ドレッドノートという形が大きいものになっています。音が中で響く面積が大きいので、パワフルな低音が前に出てくる、迫力のあるサウンドが特徴です。アコギ1本で弾き語りする人によく使われる形なだけあって、すごく爽快感があります。」

「動画でもJ-300Aとの音の違いがわかりやすかったです。」

「デメリットとしては、やはりボディがちょっと大きいので、女性の方や体の小さい方、お子さんは抱えるのが厳しいという点が挙げられます。」

「あと注目してほしいのが、カラーリング。これはサンバーストというんですが、おしゃれな茶色ですよね。この種類は他にもカラーリングが豊富です。最初のギターを選ぶポイントでもお話しましたが、このぐらいの価格帯のものは見た目の好きなものに決めてほしいので、どんなカラーがあるかもチェックしてみてください。」

おすすめギター④ステージ映えも抜群!個性派デザインとFenderの安定クオリティー「Fender Malibu Player」

「エレキギターで有名なFenderって聞いたことあるんじゃないでしょうか。そこのMalibu Playerというギターになります。お値段は約5万円。クオリティーも非常に高いです。」

「今まで紹介したギターとちょっと違うのですが、エレクトリックアコースティックギターという仕様になっています。スイッチが付いていて、お尻の部分に穴が開いているエレアコが最近は多いです。シールドを挿してアンプに繋げば、ライブに使えたり、パソコンに入力して自分で作詞作曲したり、CDを作ったりできるので便利ですね。」

「音自体は普通のアコギなんですか?」

「そうですね。普通のアコギとして弾けば普通のアコギだけど、繋げば使い方がいろいろあるというのが特徴です。このタイプのアコギが今は主流になってきています。」

「このギターの紹介理由は、見た目です。かたちも個性的ですし、何より特徴的な赤色ですよね。いつかステージに立つとして、ピンスポットが当たったときにすごく映えるカラーになっています。」

おすすめギター⑤機能性も弾きやすさも抜群のエレアコなら「James J-400AC」

「こちらはJamesのJ-400ACです。これまで紹介したJamesのものよりも上のラインナップになっていて、使っている木などが違う分弾いたときの音が断然綺麗です。この辺から始められると、上達がものすごく早くなります。」

「特徴としては、こちらもエレアコ仕様になっています。Fenderのエレアコと形が違うのですが、こちらはカッタウェイという右肩がえぐれている形のもので、ハイポジションも弾きやすくなっているんです。穴の横には隠しチャンネルが付いていて、ボリュームを調節したりもできますよ。」

おすすめギター⑥有名ブランドの初心者モデルは一生モノ「Taylor 114ce-Walnut 2017」

「こちらのTaylorというブランドも有名ですね。今アメリカではMartinとかTaylorがトップブランドになっているのですが、紹介するギターはTaylorの中では非常にお安いモデルで、114ce-Walnut 2017です。安いといっても10万円は超えてくるんですが、アコギで10万円を超えると、本当にグンと変わってくるんです。」

「たしかに、弾き比べでもこのギターから一気に音が変わりましたね。」

「そうですね。値段をグッと下げつつも、そのブランドの名前を付けても恥じないようなクオリティーは維持してるんです。弾けば弾くほど音も良くなっていきますし、一生モノとして使っていくことができます。上達にも差が出るので、このぐらいのものから始めてずっと使ってあげるのが理想ではありますね。」

おすすめギター⑦あいみょんも愛用!弾きやすさを追求した国産モデル「HISTORY NT-S4」

「こちらも島村楽器のオリジナルブランドHISTORYのNT-S4です。HISTORYはあいみょんさんが愛用していることで最近話題となっています。価格は約17万円。先ほどもお話しましたが、全部1枚板で作られているので音が非常に綺麗ですね。」

「一番の特徴は、国産のギターということです。今まで説明したものは全部海外で作られています。何が違うかというと、とにかく弾きやすさを追求していることですね。初心者の方でもつまずかないように工夫が施されています。フレットもサークルフレットといって、ちょっと膨らんでいるので、押さえる力が弱くてもきれいに音が出るんです。そのような細かいこだわりが詰まったギターです。」

ギターのメンテナンス方法と一緒に揃えるものは?

「メンテナンスは具体的には何をすれば良いのでしょうか?」

「まずは簡単にできることから始めてもらいたいんですが、弾き終わったときにギター用のクロスを使って全部きれいに拭き上げてください。例えば、弦は手汗などが付着してすぐに錆びてしまいますし、その下の指板という部分は生の木になってるので汚れで劣化してしまいます。そこをまずきれいに拭いてあげるというのが1つのポイントです。」

「あとはもう1つ簡単にできるメンテナンスは、ギターを弾かないときに弦を緩めることです。チューニングしてある状態はネックにものすごく負荷がかかっています。このままにしているとネックが起き上がってしまって、弦の下の間の高さがどんどん高くなり、強く押さえないときれいな音が出ないようになっちゃうんですね。」

「上級のメンテナンスもあります。1つは、ギターポリッシュという液体をギターに吹きかけてクロスで拭いてあげることです。そうすると塗装面の汚れや指紋が全部取れます。2つ目は、1〜2ヶ月に1回、弦交換するタイミングで指板オイルという専用の油で指板を保湿してあげることです。指板は非常に乾燥に弱くて、ケアをしないと最悪の場合割れてもう使えなくなったりします。3つ目が、フレットバーの掃除です。使ううちにどんどんくすんできて押さえやすさや音にも影響が出てくるので、研磨剤が入っている専用の液を使ってきれいに磨いてあげてください。」

「メンテナンスがそんなに楽器に影響があると思わなかったです。」

「そうなんです。簡単なメンテナンスは毎回してもらいたいんですが、どうしても初心者の人だと上級のメンテナンスまでするのは難しいと思うので、島村楽器錦糸町パルコ店に持ってきていただければメンテナンスや弦交換も受け付けています。ギターの修理技術者が常駐していますので、もし楽器が故障してしまった場合もご相談ください。」

「ギターを購入するときに簡単なメンテナンス用品も一緒に揃えた方が良いですね。」

「島村楽器錦糸町パルコ店では最初の必須アイテムが入ったアクセサリーセットが売っています。価格は約6000円で、このセットがあれば基本的に必要なものは揃えられるので、ギターと一緒に購入しておくと安心だと思います。」

「中には何が入っているんですか?」

「まずは1番大事なチューナー。次はギターストラップとピック、替えの弦です。あとは先ほど説明したギタークロスですね。そして、洗濯バサミみたいなかたちをしたもので、カポタストというものも付いています。ネックの部分を挟んでいくと音階が半音ずつ高くなっていくので、キーを変えたいときに使ったり、また、押さえづらいコードを弾きやすくしたいときに使います。持っておくと便利ですよ。セットの中身は以上です。」

「セットではないんですけど、プラスで買っておいてほしいものもあります。1つがギターポリッシュと指板オイル。メンテナンスをしようという意識付けになるので持っておくことをおすすめします。」

「他にもちょっと大事なことで、ケースに入れてギターを持ち運ぶときに、弦が中で揺れるとフレットをどんどん削っていってしまうという危険性があります。そうすると音質にも影響がありますし、最悪フレットを交換することになり、ギター本体より金額が高くなることもあるんです。それを防ぐために、フレットガードというものが必要になります。音楽教室に通われる方や持ち運びが多い方は、これを弦とフレットの間に差し込んで持ち運ぶようにしてください。」

「最後に、アクセサリーセットに付属している教本には今回お話したメンテナンス方法やチューニングの方法、コードの押さえ方などが載っているので、1冊あると便利だと思います。」

「本日はありがとうございました!初心者向けといっても、ギターによって音も特徴も全然違うので実際に見てみないとわからないですね。メンテナンス方法も最初に聞いておくと安心です。」

「そうですね。気に入ったギターを見つけて、メンテンナンスをしながら大事にしてもらえるとうれしいです。」

最初の1本は特別なもの。見た目でも音でも、気になるギターがあった人は楽器屋さんを覗いてみては?

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